Windows 10 から搭載された機能に【ストレージセンサー】があります。
ストレージセンサーとは、PC 内の不要なファイルを自動で削除し、ドライブの空き容量を確保するための機能です。
ストレージセンサーの特徴
- 一時ファイルやごみ箱内のファイルを定期的に削除する(自動削除)
- 自動削除の間隔(日数)や削除対象のファイル・フォルダを指定できる
- 設定した日数を待たず、手動で不要なファイルを削除することも可能
この機能は Windows 11 でも引き続き搭載されていますが、初期状態では無効になっています。
今回は、ストレージセンサーを有効にする方法と、詳しい設定手順についてご紹介します。
目次
ストレージセンサーを有効化する手順
手順

タスクバーのスタートボタンにカーソルを合わせて【右ボタンクリック】し、【設定】を起動します。
手順

左メニューの【システム】をクリック後、メインメニュー内の【ストレージ】をクリックします。

記憶域の管理にある ストレージセンサー 項目のスイッチをクリックして【オン】にします。
これでストレージセンサーが有効化されます。
続いて、ストレージセンサーの動作に関する調整を行います。
ストレージセンサーの動作に関する調整手順
手順

【ストレージセンサー】項目をクリックします。
手順

- 一時ファイルをクリーンアップ
こちらには、必ずチェックを入れてください。 - ユーザーコンテンツの自動クリーンアップ
ストレージセンサーの有効・無効のスイッチです。ここは【オン】のままで。 - ストレージセンサーを実行するタイミング
不要ファイルを自動で削除する間隔を【毎日・毎週・毎月・ディスク空き容量の不足時】の4つから選択できます。おすすめは【毎月】です。 - ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する
ごみ箱内のファイルを自動削除する期間を【実行しない・1日・14日・30日・60日】の5つから選択できます。 おすすめは【30日】です。(ごみ箱から削除=PC から完全に削除) - 開かれないまま次の期間が過ぎた【ダウンロード】フォルダー内のファイルを削除する
ダウンロードフォルダ内のファイルを自動削除する期間を【しない・1日・14日・30日・60日】の5つから選択できます。おすすめは【しない】または【60日】です。 - 今すぐストレージセンサーを実行する
設定した期間を待たずに、手動でストレージセンサーを実行するボタンです。
ストレージセンサーを手動で実行する手順

ストレージセンサーの設定ページ内にある【今すぐストレージセンサーを実行する】ボタンを押すことで、設定した期間を待たずに、すぐにストレージセンサーが実行されます。
ストレージセンサーは必ず有効化しておきましょう
PC は長く使用するほど、システムファイルやアプリの不要データが蓄積していきます。これらのデータが削除されずに溜まりすぎると、PC の動作が遅くなる原因となることがあります。
ストレージセンサーは、こうした不要データを自動で削除してくれる「Windows 内の掃除ロボット」のような存在です。
便利な機能も活用しなければ意味がありません。Windows 11 PC を導入した際は、【ストレージセンサー】を必ず有効にすることをおすすめします。